『安心精密診断2012 Ver.2.0 Q&A』

最終更新:2014/02/25

入力全般に関するQ&A

Q 1.自分で作成した荷重(床・屋根・外壁・内壁・その他等用)の登録は、可能ですか?また、それをマスタのように他の物件で使用することはできますか?

Q 2.平面図に部屋名を出力したいのですが?

Q 3.柱頭柱脚接合部は別々の金物を入力できますか?

Q 4.2階建ての建物で精密用荷重の入力で3階の荷重が入力してあるが、削除すべきですか?

Q 5.壁面材の片面のみを補強する事は可能ですか?

Q 6.壁面材の釘ピッチの入力は計算に使用してますか?

Q 7.接合部の計算の「形状による計算」とはどのような計算方法でしょうか

Q 8.補強案にて規模を変更することは可能ですか

Q 9.多雪区域の「屋根勾配による低減値」とは何を参照すればよろしいですか?

Q 10.安心精密診断2004にあった入力項目「階高差」が見当たりません

Q 11.壁の荷重は階毎にしか設定できないのでしょうか?

Q 12.軒出がある場合、荷重はどのような入力をするのですか?

Q 13.伝統的構法計算時に垂れ壁(腰壁)柱の計算を行いません。



計算時の警告メッセージに関するQ&A

Q1.計算時の警告メッセージ等は、出力されますか?

Q2.「計算」時に ”入力エラー 階[ 1 ] 床荷重が配置されていません。【精密診断】” のメッセージが出る。

Q3.「計算」時に ”入力エラー 階[ 3 ] 床面積の値が不正です。” のメッセージが出る。

Q4.「計算」時に ”入力エラー 軒高と合計の高さが合ってません。” のメッセージが出る。

Q5.「計算」時に ”計算エラー 階[ 1 ] [ Y2 ,X6 ] 上階からの軸力が伝達できません、部材を配置して下さい。” のメッセージが出る。

Q6.「計算」時に ”ワーニング 階[ 3 ] [ Y1 ,X1 ] → [ Y1 ,X2 ] の壁の両側が建物の外です。”のメッセージが出る。

Q7.「計算」時に ”入力エラー [ Y1 ,X1 ] → [ Y1 ,X2 ] X方向の根太を支える部材がありません。” のメッセージが出る。

Q8.印刷すると「入力不備のため診断書としては不適切です!」と表紙に記述されます。

Q9.チェックメッセージに(診断者直接入力)と出力されるのを解消する方法はありますか?

Q10.「X(Y)座標が隣のスパンのX(Y)座標を超えている」というメッセージが出力されます。

Q11.階高が3.4m以上の場合エラーメッセージが出力されます。

                                        


●概要に関するQ&A

Q2.1階がRC・S造の建物は診断できますか?
A.同一階でRC・S造と木造の混構造(平面的な混構造)でなければ、2階、3階の木造部分の診断が可能です。

Q3.どのような構法・工法の住宅が診断できるのか?
A.在来軸組構法、伝統的構法、枠組壁工法の住宅の診断が可能です。

Q4.安心精密診断2004の物件データを読み込むことは可能ですか?
A.基本的に推奨しておりません。

Q5.複数の診断方法が混在する建物は診断出来るでしょうか?
A.不可能です。一つの物件につき、一種類の診断方法になります。

Q6.ユーザー登録がうまく登録できず、プログラムが立ち上がりません。
A.ユーザー登録はUSBキーからではなく、インストール用CDより読み取ります。インストール用CDをドライブに入れ、ドライブ欄を合わせて「登録」ボタンを押してください。

Q7.Windows8で動作を行えますか?
A.行えます。動作確認済です。

Q8.平面斜め形状の建物を診断することはできますか?
A.「節点移動」により平面形状の建物も診断可能です。ただし、複雑な形状は対象外となります。

Q9.住宅以外の建物も診断可能ですか?
A.精密診断法2にて診断が可能です。


●入力全般に関するQ&A

Q1.自分で作成した荷重(床・屋根・外壁・内壁・その他等用)の登録は、可能ですか?また、それをマスタのように他の物件で使用することはできますか?
A.可能です。マスタのように使うこともできます。「荷重」の入力で作成した荷重と下のリストエリアに登録することで、他の物件でも、その荷重が選択できるようになります。

Q2.平面図に部屋名を出力したい。
A.出力できます。入力「部屋名」にて配置入力してください。

Q3.柱頭柱脚接合部は別々の金物を入力できますか?
A.出来ません。柱頭柱脚同様の金物になります。

Q4.2階建ての建物で精密用荷重の入力で3階の荷重が入力してあるが、削除すべきですか?
A.する必要はありません。いくつ入っていても結果は変わりません。

Q5.壁面材の片面のみを補強する事は可能ですか?
A.可能ですが、劣化係数は両面同一のものがかかります。

Q6.壁面材の釘ピッチの入力は計算に使用してますか?
A.釘の配置による低減に使用しています。「壁配置と壁による耐力・剛性」に使用します。

Q7.接合部の計算の「形状による計算」とはどのような計算方法でしょうか?
A.告示第1460号に準じた計算になります。

Q8.補強案にて規模を変更することは可能ですか?
A.不可能です。入力項目「一般事項」や「計算条件」は補強案1〜5で共通となります。

Q9.多雪区域の「屋根勾配による低減値」とは何を参照すればよろしいですか?
A.建築基準法を参照してください。

Q10.安心精密診断2004にあった入力項目「階高差」が見当たりません。
A.階高差の項目はありません。

Q11.壁の荷重は階毎にしか設定できないのでしょうか?
A.壁荷重1〜5で別途設定が可能です。壁荷重1〜5は「壁劣化」にて配置を行います。

Q12.軒出がある場合、荷重はどのような入力をするのですか?
A.一般事項の軒出を入力している場合は、配置されている床荷重に軒出を自動で考慮してきます。ただし、全ての方向に考慮されるため、片方向のみなどの場合は考慮して検討する必要があります。また、「床荷重」で“その他”を使用している場合は、軒出を考慮した数値を配置してください。

Q13.伝統的構法計算時に垂れ壁(腰壁)柱の計算を行いません。
A.「部材仕様」の開口の壁厚が未入力の場合、伝統的構法用の柱として認識しません。


●配置全般に関するQ&A

Q1.配置画面で、細かい部材の仕様を見たいのですが?
A.配置画面で「部材仕様表」をチェックすると、壁面材・筋交い・開口・床(構面)の仕様が表示されます。

Q2.配置画面で、データを入力しながらリアルタイムで診断結果がわかると聞いたが、どうやるのですか?
A.配置画面左の「偏心表示する」をチェックすると、その下にその階の重心・剛心・偏心率、精密診断の判定X・Y、一般診断の判定X・Yの表示が行われます(1.0未満の場合赤く)。そのまま、診断結果に関係の有る部材等の配置を行いますと、リアルタイムにその値が変化します。また、部材仕様表表示(画面右)をチェックして出現する画面下の表示エリアで [精密][一般] を選択すると、結果出力と同様の形式(全ての階の結果)での判定をリアルタイムで確認できます。

Q3.配置画面で、画面左「均等へ」ボタンを押したら、配置データが変形してしまった。
A.「均等へ」ボタンを押すと、配置データを実寸表示からスパン均等表示に切り替えます。各通りのスパンが同じ長さの表示になり、入り組んだ部分の入力が簡単に行えます。また、見た目上スパンが均等になるため配置データの形が変わります。見た目を元に戻すには、先ほどのボタンが「実寸へ」に変わっていますので、もう一度クリックすると実寸表示へと戻ります。

Q4.壁の荷重は、床均し荷重ですか?
A.壁の面積当りの荷重になります。計算では配置されている壁の実長に高さをかけて面積にしています。この際、開口部にガラス・サッシ・建具などの重量は壁単位荷重と同等と考えて、開口を無視した面積に単位荷重を乗じています。

Q5.「床荷重」の配置で、床種類( 床・屋根、その他 ) とは何ですか?
A.「荷重」で入力した荷重を床種類から選択して配置します。「床・屋根」は上部の建物の有無で床・屋根の分類を自動で認識しています。1フロアに複数の荷重などがある場合は「その他」で入力してください。

Q6.補強案にて通りを追加したいのですが、通り追加が行えません。
A.補強案の物件データでは通りを追加することは出来ません。現状案の物件データにて通りを追加した後、補強案に移行してください。

Q7.補強案1〜5というボタンは何ですか?
A.補強案を5種類まで作成可能で、ボタンをクリックすることで切替が可能です。

Q8.節点移動すると部材の配置解除等がうまくいきません。
A.「均等へ」をクリックすることで、配置画面を節点移動していない状態に一時的に表示できます。均等表示で部材を配置解除した後、「実寸へ」をクリックして実際の配置画面としてください。


●計算時の警告メッセージに関するQ&A

Q1.計算時の警告メッセージ等は、出力されますか?
A.「計算」ボタンを押して計算を行った場合「警告メッセージ」が画面に出力されます。この「警告メッセージ」印刷も可能です。

Q2.「計算」時に ”入力エラー 階[ 1 ] 床荷重が配置されていません。【精密診断】” のメッセージが出る。
A.該当する階に「床荷重」の配置データがない場合に出力されるメッセージです。精密診断時に地震力を使った必要耐力を正しく求めるには「床荷重」の配置入力が必要です。(配置されていないと、地震力に床・屋根の荷重が考慮されません。)

Q3.「計算」時に ”入力エラー 階[ 3 ] 床面積の値が不正です。” のメッセージが出る。
A.該当する階の「床仕様」の配置データがなく、かつ「床面積」の入力(一般事項)も0の場合に出力されるメッセージです。診断が正しく行えませんので「床仕様」の配置入力(精密診断時は必須)か「床面積」の入力が必要です。

Q4.「計算」時に ”入力エラー 軒高と合計の高さが合ってません。” のメッセージが出る。
A.「軒高さ」と各階の「階高」+「1階床高さ」の合計が合わない場合に出力されるメッセージです。精密診断時の地震力計算時に影響があるので入力が必要です。

Q5.「計算」時に ”計算エラー 階[ 1 ] [ Y2 ,X6 ] 上階からの軸力が伝達できません、部材を配置して下さい。” のメッセージが出る。
A.「計算」時に ”計算エラー 階[ 1 ] [ Y2 ,X6 ] 上階からの軸力が伝達できません、部材を配置して下さい。” のメッセージが出る。上階の柱下に梁や壁がない場合に出力されるメッセージです。柱や梁を配置して、軸力伝達経路を確認してください。

Q6.「計算」時に ”ワーニング 階[ 3 ] [ Y1 ,X1 ] → [ Y1 ,X2 ] の壁の両側が建物の外です。”のメッセージが出る。
A.建物の外周部が壁面材、開口、筋交のいずれかの配置データで囲まれていない場合、多くの壁でこのメッセージが出力されます。壁面材、開口、筋交のいずれかで囲む様に配置してください。

Q7.「計算」時に ”入力エラー [ Y1 ,X1 ] → [ Y1 ,X2 ] X方向の根太を支える部材がありません。” のメッセージが出る。
A.配置されている「床荷重」の根太方向に支える部材がありません。部材を配置して荷重伝達経路を確認してください。

Q8.印刷すると「入力不備のため診断書としては不適切です!」と表紙に記述されます。
A.チェックメッセージを参照し、「入力不備のため診断書としては不適切です!」のメッセージを解消してください。

Q9.チェックメッセージに(診断者直接入力)と出力されるのを解消する方法はありますか?
A.デフォルトのマスター以外を使用する場合は、メッセージ自体を解除することは出来ません。作成した部材リストの根拠を示す必要があります。

Q10.「X(Y)座標が隣のスパンのX(Y)座標を超えている」というメッセージが出力されます。
A.節点移動した節点が、隣の節点を超えているためです。隣の節点も節点移動を行い、超えないように調整をしてください。

Q11.階高が3.4m以上の場合エラーメッセージが出力されます。
A.基本的に住宅用のため、階高が3.4mを超えている場合、注意を促しています。設計者様の判断で低減などを行ってください。


●出力全般に関するQ&A

Q1.精密診断時、出力「7.壁配置と壁による耐力・剛性」で開口係数が0で出力される。
A.該当する開口つき壁の垂れ壁背が、小さすぎる(36cm未満)。または有開口壁の横に無開口壁が存在しない。

Q2.補強箇所をカラー印刷する方法は?
A.印刷する際に最後に表示される画面「印刷ページ指定」でカラー印刷するにチェックを入れてください。

Q3.*が表示される箇所がある。
A.補強部材箇所に*が表示されます。

Q4.一般診断で窓型開口壁として配置している箇所が、掃き出し開口壁として集計される。
A.開口高が1300mm以上の場合、掃き出し開口壁として集計しています。

Q5.一般診断で有開口壁の長さが短く集計される。
A.連続する有開口壁は3.0mが上限としています。


上記以外に質問等ありましたらユーザーサポートにて受付いたします。

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